どうしてお薬は食後に服用するの…?

どうしてお薬は食後に服用するの…?

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こんにちは

皆さんはお薬はご飯の後に服用する事が多いですが、どうしてか知っていますか。

それは大きく分けて2つの理由があります。

(1)食後の方が吸収されやすいから

(2)体内でお薬が分解されにくくなるから

 

まず(1)について説明したいと思います。

何故食後だと吸収が良いのでしょうか。それは薬が油っぽいからです。

人の身体の60%は水分と言われているように人の身体は水っぽい性質を持っています。

しかし、水と油が混ざりにくいように薬は人の身体に馴染みにくいのです。

ですが食事をする事で小腸に胆汁酸(水と油のどちらも溶解させられる)体液を食道に分泌させられるので油っぽい薬をより吸収しやすくなるのです。

薬(油)と人(水)の関係

薬(油)と小腸と人(水)の関係

 

次に(2)について説明したいと思います。

食後だとどうして体内で分解されにくくなるのでしょうか。

それは口から体内に入った薬のほとんどは肝臓で破壊されてしまうからです。

しかし、食後に服用すると肝臓は食べ物の分解に忙しくなり、薬が分解される量を減らせるのです。

薬だけ摂取した時

薬と食べ物を摂取した時

このように食後に薬を服用する事には理由があるのです。

お薬の効能を最大限生かす為にもできるだけ食後に服用するようにお願いいたします。