うさぎホームのなりたち(施設長ブログ)

うさぎホームのなりたち(施設長ブログ)

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こんにちは!

うさぎホームです。

 

ブログの定期的な更新というのは、なかなか難しいことですね。

出来れば毎日!と思いますが上手くいきません。

それでも、少しずつお伝えできる内容を書いていくことが出来ればと思います。

 

うさぎ薬局のうさぎホームですが、

特徴は「ホスピスの機能が付いた施設」というところです。

株式会社うさぎ薬局の本社がある静岡県伊東市ですが、療養型の病院がすべて閉院で無くなってしまいました。

高齢化率は44%を超え、

老々介護、独居高齢者の増加、それでも入院先がなくて医療が必要になったり、看取りの時期が近いような方たちは

「最期は伊東が良かったのにな・・・」

と思っても過ごせる場所がなくて市外に出て行ってしまう方も一定数いるような現状があります。

 

もちろん、自宅で訪問診療や訪問看護を使いながら・・・という過ごし方も選択肢の一つなのですが、

訪問のスタッフが来る時間は24時間あるうちのほんの数時間で、

それ以外の時間はご家族が試行錯誤しながら、悩みながら、不安を持ちながら看ている、という実情もあります。

 

そんな中で、弊社の企業理念は

「地域密着型の医療介護を通じた社会貢献」

という内容で、今、この伊東市で私たちに何ができるのか、考えた中で

一番良いのは、

「おうちの良さと、病院の良さのいいとこどり」が出来る空間づくりではないだろうかと

たどり着いた先が、このうさぎホームの設立計画でした。

うさぎホームは、最期まで家にいるような自由な生活をしながら、必要になった時に医療も受けながら過ごせる場所です。

 

あと2か月で、開設から1年がたちます。

うさぎホームを終の棲家として、すでに何人もの方たちがうさぎホームで最期の時を迎えられました。

発足計画の通りに、私たちは最期にふさわしい空間づくりが出来ているのでしょうか。

 

自問自答しながら、御本人やご家族様と何度も話をしながら、常に考える内容は、

「良い最期って、なんなんだろう」

 

正解は無いのですが、考え続けて、そこへ向かうためにどんなサポートができるのか

うさぎホームの職員としてこの内容を考える、ということを止めてはいけないと思っています。