↑の画像はクラシエさんのサイトから引用
1月27日(木曜日)
皆さんは漢方薬を服用していますか。漢方は様々な生薬が一定の割合で配合されたお薬です。しかし漢方には注意点があります。それは幾つかの漢方を同時に服用する事です。複数の漢方を同時に服用すると同じ生薬が入っていた場合、効果が増強しすぎてしまったり、生薬の配合の割合が変わってくるので理想的な効果を得られない事があります。
今回紹介したい注意して欲しい生薬は麻黄という植物由来の生薬です。
麻黄は古くから鼻詰まり改善や気管支を拡げる効果が知られており、感冒剤として使われてきた歴史があります。これは麻黄に含まれるエフェドリンという成分による物であるとわかっています。
しかしこのエフェドリンは摂取しすぎると不眠や頭痛、動悸、頻脈などを起こす事がわかっています。
麻黄は葛根湯や小青竜湯、麻黄附子細辛湯などの感冒症状に使われる事の多い漢方に含まれています。これらの漢方を一緒に服用する時には注意するようにしてください。
麻黄やその他の生薬、どの漢方に麻黄が入っているか気になる事があったら薬剤師に聞いてみてくださいね。
↓麻黄が含まれる漢方の一例