2月9日(水曜日)
皆さんはゴーストピルを知っていますか。ゴーストピルとは糞便から大きさ、形を保った状態で見つかる錠剤です。このような物が糞便から見つかったら吸収されていないのではと不安に思う患者様もいると思います。
今日は糞便と伴に排泄されるゴーストピルについてお話ししたいと思います。
ゴーストピルはゆっくり体内に吸収される工夫がされた薬に多いです。構造はスポンジのような物をイメージすると分かりやすいと思います。スポンジに薬の有効成分を浸み込ませて、それがゆっくり体内で溶出されるように設計された錠剤なのです。勿論スポンジ自体を吸収する必要はないので、これは薬の抜け殻として糞便と伴に排泄されます。
ゴーストピルとして糞便から出てくる可能性の高い物としてニフェジピンCR錠やデパケンR錠、オキシコンチン錠などが挙げられます。
勿論、単に胃腸の調子が悪くて吸収できていないお薬の可能性もありますので、気になった方は身近な薬剤師に尋ねてみてください。
ゴーストピルの写真を挙げている他のブログがあったので紹介します。興味のある方は見てみてください。
https://plaza.rakuten.co.jp/haru328m/diary/201412110000/