3月16日(火曜日)
今日は岡店で参天製薬さんを招待して
目薬の勉強会を行いました。
まず、緑内障について講義がありました。
緑内障は目の中の体液が増えすぎて眼球が風船のように
パンパンに膨らんで視力を低下させる病気です。
この体液を減らす薬が緑内障の治療薬となります。
今回は緑内障の人の視界を体験しました。
緑内障は片目だけ発症するケースが多く
人は普段、両眼で景色を見ている為
視界不良が起きていても初めの内はわからない事が多いそうです。
緑内障治療薬の中にはプロスタグランジン製剤という物があり
これらは睫毛を多毛にする効果や深目にする副作用があるそうです。
睫毛が多毛になる事はオシャレな感じもしますが片目だけ異常に伸びたり
深目になると瞼の筋肉が弱るといった副作用があるそうです。
また参天さんの統計によると世の中の6割の人が
目薬を一発で決められないそうです。
そこで目薬を9割成功させる専用容器を紹介してくださいました。
これなら目薬が直接眼球に触れる事なく一発で入れられるそうです。
それと目薬は側面ではなく底面を押すと一滴だけを落とす事ができるそうです。
他にも「げんこつ法」という点眼方法を教わりました。
頬の上にげんこつを置いて目を広げると点眼しやすいそうです。
またソフトコンタクトレンズの上からでも可能な目薬についてもお話がありました。
基本的にはベンザルコニウムという防腐剤が入っていなければ
ソフトコンタクトレンズの上からでも問題ないそうです。
(ハードコンタクトレンズなら基本大丈夫だそうです)
また目薬によってボトルの形状を微妙に変えていたりするなど
製剤上の工夫を教えて頂けました。
花粉症のシーズンで目薬がよく出てきますが目薬にも
沢山の工夫がなされている事がよくわかりました。
今後は目薬一つ一つの形状などにも注目したいと思います。